公務員の働き方改革は無理!【理由】残業するエースで仕事を回すから

公務員はオワコン
お悩み公務員
お悩み公務員

☑残業が多いんだけど、本当に公務員の働き方改革は浸透しているか疑問

 

☑民間では働き方改革はどんな感じ進んでいるいのかな?

 

☑そもそも、公務員で働き方改革は実現可能なのか?

 

 

民間では働き方改革が進んでいると聞くけど、公務員だけその実感が持てないのは、あなただけではありません

 

公務員を辞めたキヨシ
公務員を辞めたキヨシ

この記事を書いている僕、キヨシも民間企業→国家公務員→起業と様々な経験をしているけど、国家公務員時代が一番多く働き方改革の必要性を感じていました。

そこでこの記事では、公務員の働き方改革が進まずに残業が多い理由を、元国家公務員であった僕が解説するものです。

 

この記事を読めば、この先、どんなに公務員として頑張っても働き方改革は進まず、むしろ、残業は次第に多くなって可能性を秘めていることが分かるはずです。

 

9年間働いて公務員の働き方改革は無理と思った

「天下国家のために働きたい」。

意を決して民間から国家公務員に転職した僕は、入省して1年目から周りで働く職員を見て失望することになります。

 

仕事をバリバリこなす職員とそうでない職員の差があり過ぎ、バリバリこなす職員は疲れ切っているからです。

 

・公務員は働き方改革の前にやるべきことがある

メディアでは「働き方改革」が叫ばれ始めたのが、2018年に「働き方改革法案」が政府で決まってからですね。

 

僕は、この時期は国家公務員を退職して、起業していましたので「公務員に働き方改革は無理だろ!」と外野から眺めていました。

 

⇒【ヤバい公務員の労働力不足】働き方改革の前に労働力不足の解消でしょ!

ちょっと質問です。

 

・あなたの所属する課の係に部下はいますか?

・○○課は□□係には、係長一人だけではありませんか?

 

僕は9年間国家公務員をしていましたが、公務員の仕事は○○課全員がチームでするというより、超個人プレーです。

 

しかも、基本、一係に一係長のみで□□係は係長一人で回している状態です(僕がいた国家公務員の場合です)。

先輩職員に聞くと、「昔はもっとたくさんの職員がいた」と口を揃えて言います。

 

配置転換や独立行政法人化、採用の抑制や自主退職などで国家・地方ともに公務員の数は大幅に減少しました。

労働力が圧倒的に不足しているため、対策として個々の残業でしのぐしかありません

 

国家公務員数の推移

国家公務員数の推移グラフ

出典:公務改革と公務労働の変化

 

地方公務員数の推移

地方公務員数の推移グラフ

出典:公務改革と公務労働の変化

 

見て分かりますよね。

公務員は、働き方改革の前にある程度の労働力不足を解決するため、職員を増やすことの方が大事なのです。

 

⇒【公務員の志願者は減少】働き方改革の前に働く環境をホワイトにすべき

そもそも、今や公務員は学生にとっても人気がない職業の一つです。

なぜなら、劣悪な職場環境を知っていて、公務員を回避したいと思っているからです。

 

学生時代のうちから、公務員はオワコンであることを知っています。

その証拠に、国家・地方問わず、公務員の志望者数は減少しています

 

国家公務員の受験者数グラフ

出典:https://www.jinji.go.jp/hakusho/

 

地方公務員の志望者数グラフ

出典:http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/index.html

 

僕は今30代後半ですが、不景気だったためか学生時には公務員は大人気でした。

 

公務員は休みも多くて、給料も安定していて、リストラがない美味しい職業。

皆がこう思っていました。

 

しかし、今の学生は違った考えを持っています。

 

 

マジで最近の学生はこんな感じで、公務員を回避する傾向にあります。

 

・公務員の休みはしっかりしているが、激務の部署では休日関係なく仕事する

・給料は安定しているがどんなに頑張っても他と変わらず、つまらない

・リストラはないが、多くのうつ病職員を抱えているため、自分もいつか被害を受ける

 

あなたなら分かりますよね。今の、学生が思っている公務員像は本当です。

 

⇒【時代遅れで非効率】公務員の労働生産性の悪さは天下一品

僕は公務員になる前に民間で働いていたので、公務員の労働生産性の悪さに度肝を抜かれました。例えば、こんな感じです。

 

・未だにFAXで相手に要件を伝えることがある

・登庁時にはタイムカードでなく、出勤簿に印鑑を押す

・1時間程度の打合せに数時間をかけて出張する

・小さい案件でも、管理職の印鑑がないと前に進まない

・1日のうちの打合せ時間が多くを占める

・意味のない待機(待ち)時間

 

このツイートの通りで、民間にいた僕からすれば、これらは当初信じられませんでした。

 

今は、「平成」を通り越して「令和」ですが、まるで「昭和」の時代に働いている感じです

 

民間が実行している「働き方改革」とは、明らかにレベルが違い過ぎて笑えます。

公務員はまず、今の民間のレベルに合わせてからの働き方改革だと思うのです。

 

・【実体験】民間会社の方が働き方改革を進めやすい

あなたは今公務員なので、民間のことを知らないでしょう。

公務員に絶望し、転職もチラつき始めているかもしれません(公務員を辞める前の昔の僕もそうでした)。

 

でも多くの公務員は、公務員を辞めることをしません。

なぜなら、公務員が「一番安定していて、民間はブラックで不安定」と思っているからです。

 

でも、信じて下さい。

公務員を辞めたいと思っているのであれば、一刻も早く辞めるべきです。

 

今や、あなたの公務員と民間のイメージは逆です。

どう考えても、民間会社の方が働き方改革を進めやすい環境にあるのです。

 

⇒労働生産性が利益に直結。結局はやる気です

なぜ、こう言い切れるか?

言い方は少し悪いですが、公務員は利益を求める必要がないため、業務を効率よく進めようとする意思が民間より圧倒的に薄いからです。

 

だから、未だにFAXを使ったり、出勤簿に印鑑を押したりと、昭和の時代で止まっているのです。

 

しかし、民間は違います。

時々刻々と変化する環境の中で、ビジネススタイルを効率化して労働生産性を上げていかなければ、生き残ることは難しいです。

・組織の新陳代謝を図るために、毎年、戦略を持った採用をする

・優秀な若手に入社してもらうため、ホワイトな会社を目指す

・無駄な会議、無駄な手続き、無駄な残業を徹底的に削除し効率化を図る

・会社全体の利益が減るため、うつ病社員を作らないように労働環境を整える

・残業時間を減らしたり、無駄な人員を抱えたりしないように自動化(システム化)

 

上記のようなことは当たり前に行われていて、いかに公務員が働き方改革の本気度が低いことが分かると思います。

 

公務員の仕事は一部のエースが残業して回っている

結局、公務員の働き方改革で対象とすべきは、あなたのような一部のエースだけです。

 

仕事を頑張るが故に、調整等が難しい仕事、うつ病職員が休んでたまった仕事などがエース級の職員に回ってきます。

 

僕は公務員の世界に9年間いて、公務員の仕事は一部のエース級職員の残業で成り立っていると思いました

 

・公務員は2:6:2の法則が当てはまらない

2:6:2の法則を知っていますか?民間会社の話ですが、以下のような法則です。

・上位層(会社の利益に貢献している層)は2割

・中間層(足も引っ張らず貢献もしない)は6割

・下位層(利益に貢献せず足を引っ張る)は2割

 

民間で働いていた僕の経験上、確かに、民間はこの法則が当てはまります。

 

しかし、公務員として働いた僕の感想は1:6:3くらいだと思います。

 

つまり、上位層1割の頑張る公務員が超人的に仕事をするので、組織が何とか保てているといった感じです。

 

但しです、こんなに頑張っても給料は上がらないばかりか、出世するメリットも大してありません。

参考:【残念】公務員が出世するメリットはない【心が折れ損するだけ】

 

・【残業は2種類】付き合い残業と本気の残業

責任感が強く、意欲が高い上位1割層はとにかくよく働きます。

そのため、業務時間内で仕事が終わることがなく残業をせざるを得ません。

時間はいくらあっても足りず、常に、仕事の中に埋もれている状態です。

 

一方、残りの9割は、以下のようにマジで付き合い残業をしていますね。

 

・上司が帰らないから帰りにくい

・猛烈に頑張る職員に申し訳ないので帰りにくい

・残業代を稼ぐために残業する(全額でませんが・・)

・待機と言われているので、とりあえず残っている

 

とにかく思考停止状態で残業しています。

残業というか、民間人からみれば何も生み出さずただ椅子に座っているだけですね。

 

・残業でエース級の公務員は病んでいく

うつ病は「心が弱くサボっている職員だ!」と思われるかもですが、公務員の場合はちょっと特殊だと思います。

 

確かに、仕事ができず(仕事をせずに)うつ病になる公務員も多いですが、公務員の世界では、エース級の職員もうつ病になります

 

彼らは、頑張りすぎて、心と身体のバランスを壊してしまうのです。

 

どんなに頑張って残業しても終わらない仕事や、変わらない給料でモチベーションは低下し、うつ病になるエース級の職員を僕は、何人も見てきました。

 

公務員のうつ病について、以下の記事に詳しく書いています。

>>【経験談】公務員はマジでうつ病が多いから!皆が辛く組織が衰退する

 

まとめ:こうして優秀な公務員はいなくなる

公務員と言えば、「成績優秀で頭がいい」と思っている方が多いと思いますが、それは嘘ですね。

本当に「成績優秀で頭がいい」人は公務員にならないし、公務員になっても、「失敗した」と感じてすぐに辞めて方向転換します

参考:【悲報】公務員に優秀な若手はいない!【理由:皆辞めるから】

 

 

結局、残った公務員の中に本当に優秀な方は、ほとんどいないのが実情でしょう。

 

公務員は実態はこんな感じなので、もし、「公務員を辞めようか」と悩んでいたら、早めに決断したほうがあなたのためになります。

 

公務員を辞めて幸せに生活できている僕が言うので間違いありません。

公務員でいることだけが人生ではないですよ。

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