
・公務員を辞めて民間に転職しようと思うけど、自分は民間では使えないのかな?
・実際、公務員って民間と比較してどれくらいぬるいのかな?
・どうすれば、公務員の自分が民間で使える人間になれるのかな?
公務員から民間に転職したいけど、転職しても使えない人間ではないだろうか?
と不安な方が多いはずです。

この記事を書いている僕、キヨシも民間企業→国家公務員→起業と様々な経験をしているけど、公務員での経験はぬるすぎて、民間では全く使えませんでした。
そこで本記事では、僕の実体験(民間から見た公務員のぬるさ)について言及し、民間ではどのように使えないのかを解説します。
この記事を読めば、公務員をこのまま続けていても何のスキルも身につかず、民間では使えない存在になり転職に不利になることが分かるでしょう。
公務員がぬるいは本当か?

この記事を読んでいるあなたは、公務員として優秀な人間のはずです。
なぜなら、公務員の仕事がつまらず、新たな人生に向かう余裕のある方だからです。
参考:【断言】公務員は仕事がつまらない【サクッと辞めて人生を修正しよう】
・【民間人の元公務員が語る】公務員がぬるいのは本当です!
民間企業→国家公務員→起業と様々な経験をしてきた僕が一言で言います。
公務員がぬるいのは本当です。
✓とにかくスピード感がなく無駄な時間が多い
✓大して働かなくても給料が保証されている
✓仕事のやり方は全て決まっているので誰でもできる
僕が9年間働いた公務員の印象は、ザッとこんな感じです。
⇒とにかくスピード感がなく無駄な時間が多い
・何日も前に上司に相談しているのに、方針を示してくれない
・1日の仕事のうち、無駄な会議や打合せが大半を占める
・昭和時代からアナログな仕事の進め方で効率が超悪い
・何も生み出さない無駄な国会や議会の待機時間
などなど、挙げればきりがありません。
民間では、上記のようなことをしていたら会社は潰れますよね。
というか、民間ではスピード感や仕事の効率化が最重視されるため、利益につながらないこのような問題はすぐに改善されます。
⇒大して働かなくても給料が保証されている
ちょっと県庁の舞台裏をみた限り、ぬるい公務員がいつまでもぬるく仕事をし、優秀な公務員がぬるい人の3倍の仕事をして持ちこたえているという印象だったな~
— Tsuyoshi Taniguchi (@Hamuuuuuuuuuuu) March 10, 2013
ぬるい人のレベルを底上げする仕組みが存在しない印象。
公務員とは、まさにこのツイートのような感じです。
あなたのような、ごく一握りの頑張る職員で成り立つ組織です。さらにご存知の通り、どんなに他人より頑張っても給料が大幅に上がることなんてありません。
ぬるい公務員の世界にいると厳しいと感じるかもしれませんが、民間ではこの辺りとてもシビアです。
同期で入社してもすぐに仕事の能力によって数万~数十万の差は生まれます。ぬるい人のレベルを底上げする仕組みが整っています。
こうして、希望に満ちあふれて優秀な若手公務員の多くは、失望して公務員を辞めていきます。
参考:【悲報】公務員に優秀な若手はいない!【理由:皆辞めるから】
⇒仕事のやり方は全て決まっているので誰でもできる
ぶっちゃけ、公務員の仕事は全てにマニュアルがあるようなものです。
誰も経験したことのない未知の仕事はほとんどなく、大抵、過去に前例があります。
要するに、公務員の仕事は、前例(マニュアル)から外れることのないように進めていくだけです。
なので、基本、誰がしても同じ結果になるし、頭を使って考える仕事なんてほとんどないぬるい仕事です。
民間で働いたり起業したりすると、この辺り全く逆ですね。
民間ではやり方が決まっている仕事は、正社員の仕事ではありません。
何もないところから、新しい商品やサービスを生み出し、市場に価値を提供していく必要があります。
このような人間(社員)は、おのずと給料も高くなります。
なので、○○専門官など公務員特有の肩書で仕事を辞めても、民間では全く使い物になりません。
世の中は肩書で食っていけるほど甘くはないのです。
・公務員=お金は降ってくるもの、民間=お金は稼ぐもの
僕が公務員になって驚いたことの一つがお金の考え方です。これは、公務員しか経験してない方は分からないかもしれません。
多くの公務員は、お金は要求すれば降ってくるものとしか思っていません。
これには、マジで驚きました。
⇒ぬる過ぎでしょ!「金がないなら、補正予算を組めばいい」
公務員になる前に民間で働いていた僕は、いや、僕だけではありませんね。
社員は、自分の給料や部課内の予算のでどこを、会社が儲けたお金と知っています。
これって当たり前ですよね。だから、コストにシビアになれるし、利益につながらない無駄な打合せや非効率な仕事は改善していくのです。
仕事も、当初に決められた予算内に収める努力を必ずします。
一方、公務員は上部機関に予算を要求するとお金が上から降ってきます。
僕が公務員になったばかりで内部事情に疎かったころ、「そんな金額で外部に仕事を発注すると、お金が足りなくなる。」と上司に伝えると、「金がないなら、補正予算で対応だ」と言われる始末。
50代のベテラン公務員がこんな考えなので、公務員は終わっていますよね。
公務員と民間の違いをもっと知りたい方は、以下の記事もどうぞ。
>>【20代の若い公務員へ】公務員と民間の違いを知って早めに転職しよう
ぬるま湯に浸かり使えない公務員は転職が難しくなる

民間と比較して、どれだけ公務員がぬるいか分かりましたか?正直、言います。
もし、あなたがこのまま公務員を続けていると、民間への転職は非常に厳しいでしょう。
なぜなら、肩書以外、何のスキルもなくぬるま湯に浸かりすぎて使えない人材になっているからです。
・見ていて恥ずかしかった社会人としての成長の差!
僕がこのように言い切れるのは、全て自分の実体験です。
自分自身が公務員時代にぬるま湯にどっぷりと浸かり過ぎて、使えない人間になっていました。
⇒民間に就職した友人との差は痛かった
僕は公務員としての自分の仕事を、民間の友人に話すことが正直とても恥ずかしかったです。
なぜなら、友人たちと比べてあまりにもぬるくつまらない仕事で、給料もぶっちぎりで安かったからです。
民間で働く知人たちはキラキラと輝いた目をしていて、反対に僕は死んだ目をしていました。
このまま公務員をしていては、人生の差が開くばかりだと危機感を感じたものです。
⇒一緒に仕事をする民間の提案力には驚かされる
公務員になると、コンサルタントなど民間会社の方と働く機会も多いですよね。
僕と同じ年代の若手と仕事をしていると、提案力の多さや物の考え方など驚くことばかりでした。
僕は技術系の公務員でしたので、正直、このまま公務員をしていても自分の技術力では社会の役に立つことは難しいと思いました。
確かに公務員は、お金で民間を選び動かす権限があります(契約で甲乙の関係になった場合)。
でも、公務員自ら色んな提案をして、世の中を変えていくことは難しいですね。
・「公務員=使えない」は民間でも周知の事実
実は僕、友人の中にコンサルタント会社で働いている人間がいまして、彼からも「公務員は使えない」と言われていました。
彼いわく、社内で公務員は以下のような位置づけのようです。
・傲慢で高飛車な態度
・知識がないくせに、意味のない指示だけしてくる
・指図だけして責任はとらない
・コスト感覚意識がなく、契約内容外の作業も無償で要求してくる
などなど、僕は、これを聞いて否定ができませんでした。
公務員を辞めて起業したいと思っていたので、民間の方から「公務員=使えない」と思われていることが不安で仕方ありませんでした。
・そして僕は公務員を辞めて起業した【当然、苦労した】
結局、「このまま公務員でいて使えない人材になるくらいなら、早めに辞めてしまおう」と9年働いた公務員を辞めて起業しました。
しかしです。元、民間会社で働いていたとはいえ、経営の知識が一切なかったため自分の商品(サービス)を売ることにとても苦労しました。
「いい商品」は必ず誰かが買ってくれるといった、根拠のない自信はすぐに打ち砕かれました。
結局、僕も公務員時代は人より賢いつもりでしたが、甘くぬるい考えが染み付いていたのでしょう。
恐らく、民間会社に転職していたら、使えない存在になっていたはずです。
そもそも、お金の稼ぎ方を知る必要のない公務員になっているわけですから、当然と言えば当然の話ですよね。
使えなくなる前に、早く公務員を辞めて経験を積もう

僕の恥ずかしい失敗談は他にもありますが、この記事ではこれくらいにしておきます。
とにかく、当時の僕は、今のあなたと同じ状態でした。
「公務員を辞めたいんだけど、ぬるい世界に身を置いていたので民間では使えないのでは?」とネットでググって情報収集をしていました。
でもですね、今思えば、心配しても時間の無駄なんですよね。
当時の僕と同じ様に、恐らく今のあなたも民間では使えないでしょう。
であれば、少しでも早く公務員を辞めて厳しい世界に身を置き、経験を積んでいくしかないのです。
大丈夫。公務員を辞めていきなり起業した僕でも試行錯誤しながら何とかなっています。
後はあなたの勇気と決断次第です。応援しています。
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