
・なぜ、自分は公務員なのに激務で薄給なのかな?
・激務で薄給は公務員として当たり前で、皆受け入れているのかな?
・誰か公務員の激務薄給について自分に共感してくれないかな~
何で自分は公務員として、激務に耐えて仕事をしているのに薄給なんだろう?
のんきな周りの公務員と比較して、落ち込む優秀な公務員が多いようです。

この記事を書いている僕、キヨシは民間企業→国家公務員→起業と様々な経験をしていますが、激務で薄給な公務員の実態には呆れました。そして辞めましたw
そこで本記事では元公務員である僕が、あなたにいくつか質問した上で、なぜ、あなたが公務員として激務で薄給であるかを解説します。
記事を読めば公務員としてあなたは優秀でも、民間と違って無意味な激務なので人生を再考すべきことが分かるでしょう。
激務薄給の公務員は2割だけ!

結論から言うと、現在、公務員をしていて激務で薄給であるあなたは、公務員としては稀有な存在でしょう。
なぜなら、残りの8割の公務員は激務だとも薄給だとも思っていないからです。
・偏る公務員の仕事。公務員はエースで仕事を回す
ちょっと県庁の舞台裏をみた限り、ぬるい公務員がいつまでもぬるく仕事をし、優秀な公務員がぬるい人の3倍の仕事をして持ちこたえているという印象だったな~
— Tsuyoshi Taniguchi (@Hamuuuuuuuuuuu) March 10, 2013
ぬるい人のレベルを底上げする仕組みが存在しない印象。
あなたも薄々気付いているかもですが、公務員なんて所詮こんなもんです
これを知った上で、あなたに3つの質問をします。いくつYESありますかね。
質問1:上司からよく仕事の話を持ちかけられる
質問2:自分に関係ない係の仕事まで振られる
質問3:残量や休日出勤しないと仕事が片付かない
この記事にたどり着いたあなたは、少なくとも2つ以上は当てはまるはずです。
そして、そんなあなたは、公務員の中でも間違いなくエース級の職員でしょう。
なぜなら、8割程度の職員は3つの質問にどれも該当せず、期待されなければ害もない平凡な公務員だからです。
⇒【質問1】上司からよく仕事の相談を持ちかけられる
✓○○君、実はさぁ~部長が□□と言い出して困っているんだよね~
✓○○君、今度の□□会議の件だけど、うちの課はどんな方向性で説明しようか?
✓○○君、幹部へのレク資料なんだけど・・・・
あなたは、こんな感じで上司からかなりの信頼を得ていませんか?
上司があなたに信頼を寄せてくれることは有り難いことですが、逆に言えば、周りの公務員は信頼されていないということです。
公務員って失敗が許されませんよね。なので、上司は最も仕事をして信頼のおけるあなたにしか重要な話を持ちかけることが出来ないのです。
⇒【質問2】自分に関係ない係の仕事まで振られる
✓〇〇君、□□係長のフォロー宜しくね
✓〇〇君、□□係長の出張(打合せ)に同行してあげて
✓〇〇君、休職している□□係長の仕事も兼務して
僕は、こんな感じで自分とは全く関係ない仕事も押し付けられていました。
こっちとしては、じゃあ、その担当はなぜ給料もらえるの?って話ですよW
仕事ができない公務員の尻ぬぐいをするのは、いつも僕らのような一生懸命働く職員です。
⇒【質問3】残業や休日出勤しないと仕事が片付かない
ここまで書いてきたことをまとめると、激務で薄給の公務員は以下の3つの仕事に追われる毎日です。
①本来の自分の仕事
②上司個人が抱える仕事
③関係ない他人の仕事
このように、猫の手が借りたいほど忙しい状態になるのが激務で薄給の2割の公務員です。
激務で薄給の公務員は責任感も強いため、途中で仕事を投げ出さず残業や休日出勤までして頑張ります。
あなたなら分かってもらえますよね。これが激務薄給の2割の公務員の実態です。
極論、公務員の働き方改革はこのような理由で中々前に進みません。
>>公務員の働き方改革は無理!【理由】残業するエースで仕事を回すから
・激務じゃないのに給料もらう幸せな公務員達
一方で残り8割の公務員はどうでしょう?あなたは、忙しすぎて観察している余裕はないでしょう。
どんだけあなたが、彼らの仕事を手伝い、上司の期待に応えても彼らと大して給料は変わりませんよね。
あなたは、心のどこかでこのことに違和感を覚えているはずです。
⇒2:6:2に法則は公務員にも当てはまる
2:6:2の法則ってご存じですか?
2割が組織に貢献し、6割が貢献もしなければ害にもならない、残り2割が足を引っ張り害になる。
まさにこれですよ。民間でよく使われる言葉ですが、公務員もこんな感じですよね。
2割はエース級職員、6割がまったりと公務員人生を満喫し、残り2割が病休等で仕事に出てこない。
⇒それ個性じゃないから!民間ならリストラや減給だよ
はっきり言いますね。民間だったらエース級の2割の職員以外は全て減給やリストラ対象です。
これマジですからね。公務員の世界ではあり得ませんが、民間ではコロナの影響で業績悪化もあって僕ら30~40代世代でも容赦なく減給やリストラを食らっています。
僕は、公務員も民間も経験しているので分かるのですが、公務員は人事の評価が緩いんですよね。
✓あいつは仕事はできないけど、課内のムドメーカーだから
✓あいつは仕事をよく休むけど、うつ病にならず職場に来てくれるだけでもマシ
など、仕事はしない(できない)けど個性として大目に見ている風潮があります。
激務にも意味あるものと無意味なものがある

ここから少し視点を変えます。民間の激務と公務員の激務についての比較です。
結論から言えば、民間での激務はやがてその経験が血肉となりあなたのためになります。
加えて、激務でない周りの社員よりも確実に給料は高いでしょう。
一方、公務員の激務は・・・残念ながら民間のようにはなりません。
・公務員の激務は組織のための意味ないものが多い
あなたの激務を振り返って下さい。
その激務、なんか世の中のためになっていますか?
僕の経験から話すと、公務員の激務は、組織のための意味のないものが圧倒的に多いです。
あなたの激務が減って困るのは組織(内部)の人間であって、外部の人間には全くもって影響ないものが多いのです。
・民間の激務はその経験が血肉になる
なので、仮にあなたが公務員を辞めて民間に転職するとします。
しかし残念ながら、公務員の激務で培った経験は全く使い物になりません。
ですが、民間での激務は必ずあなたを強くタフな、そして賢いビジネスパーソンに育てます。
この激務に耐えるか絶えないかで、将来の年収や役職が大きく変わってくるのです。
あなたには、このように同じ激務でも次に繋がる質の高い激務と、全く意味のない無駄な激務があることを知っておいて欲しいのです。
あなたはどちらの激務を選ぶのか?

あなたの将来にとって意味ある激務と意味ない激務、選ぶのはあなた次第です。
とはいえ、あなたなら必ず、意味ある激務を選ぶはずです。
なぜなら、激務で薄給の今の自分に満足(納得)していないはずですから。
実は、あなたのような優秀なエース級職員は公務員を辞めていっています。
>>【悲報】公務員に優秀な若手はいない!【理由:皆辞めるから】
皆、あなたと感じていることは同じなんですよ。
激務で薄給は割に合わないと思いませんか?
そう思ったとき、あなたは新たな道を探すタイミングに差し掛かっているのです。
もし、公務員が割に合わないと思うのであれば、以下の記事も参考にしてみて下さい。
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