
☑自分は元気だけどうつ病職員が職場に多く将来が不安・・
☑一般的に公務員のうつ病は多いの?
☑そもそも、なぜ、安定している公務員に「うつ病」が多いの?
世間的には「楽で暇そう」と思われている公務員ですが、周りの意見に賛同して公務員にどっぷり使っていると、あなたもうつ病になる可能性が十分にあります。

この記事を書いている僕、キヨシは、民間企業→国家公務員→起業を経験しました。
国家公務員として9年間働き、多くのうつ病患者を見てきました。結局、嫌になり公務員をめました。
そこで、この記事では実体験を元にして、公務員にうつ病が多い現状とその理由について解説します。
うつ病が多い公務員であるコト自体が、オワコン化の可能性があります。
この記事を読めば、「公務員が安定しているので辞めるべきない」と言われていることが、いかに間違っているかを理解できるでしょう。
【経験談】公務員はマジでうつ病が多いから!

「公務員は仕事が楽そうで羨ましい」。友人に何度も言われた言葉です。
でも、公務員をしているあなたなら、これを以下のように否定できますよね。
そんなに楽な仕事だったら、こんなにうつ病患者が多いわけがない。
・【驚愕】隣も後ろもうつ病!公務員はうつ病患者が多すぎる
僕は民間の会社に勤務した後、国家公務員として働きました。
リアルに一番驚いたことは、うつ病患者が多いことです。
公務員でうつ病を発症する職員は本当に多い。
— 障害年金の呟き人 (@f1c3n4WE1KMklqQ) October 14, 2020
(知人の職員曰く、1つの課で3人休職者がいるとのこと)
これは私見ですが、公務員は個々の職員の職務能力に関係なく仕事を振り分けられるので、己のキャパを超えた業務を担当した場合に心身を大きく削られるのが要因かと思いますね。
確かに、このツイートは的を得ているかも。
後に知ったことですが、僕が最初に配属されたのは「総合病院」と揶揄される部署で、心に病を抱える方達が集まった場所でした。
このため、右を見ても、後ろを振り返ってもうつ病の職員がいました。
マジでやばいですよね。
⇒公務員のうつ病の多さは、僕の勘違いではない
公務員ってうつ病が多いのだろうか?僕の職場だけ?
こんな疑問を抱くようになり調べたことがります。ちょっと古いですが、僕が国家公務員として働いていた期間のデータを引用します。
職員数に占める精神疾患長期休職者の割合
・国家公務員→1.28%(平成18年)
・地方公務員→1.14%(平成22年)
・民間正社員→0.40%(平成23年)
やはり、僕の抱いた疑問は間違っていませんよね。ちなみに、僕が働いていた国家公務員は一番、長期休職者の割合が高いですね。
⇒人事異動でどの職場に行っても必ず数名のうつ病患者がいた
最初に配属された部署にあまりにもうつ病職員が多かったため、正直戸惑いました。
でもその後、どこに異動になっても、必ず一定数のうつ病職員はいました。
最後あたりは、「次の職場は何名くらいうつ病の方がいるのかな?」と考えられる慣れさえありました(笑)。
それくらい、公務員はうつ病が多いです。
・公務員のうつ病の多さは民間と比較しても異常
公務員になる前に民間会社で働いていた僕だから、胸を張ってこう言えます。
確かに、民間にうつ病職員が全くいないと言えば嘘になりますが、僕の経験上、確実に民間の方がうつ病は少なかったです。
⇒【実体験】職場環境は民間の方がいい
民間はブラックで公務員はホワイト。こんなことを考えている方が多いかもですが、これは幻想です。
私の公務員時代はブラックだった。上司からの無茶振りで休日を返上。働き方改革は机上の空論。暗黙の了解という名の無言の圧力。
— くらぷー@防大卒社長 (@tikyuu57) October 29, 2020
そんな中資産形成を開始。資産が増えるにつれて、心理的な負担は軽くなっていった。次第に辞める選択肢も見えてくる。
全ては自分次第です。まずは小さな一歩から☺️
ブラック公務員時代、30連勤なんてこともあり、疲弊し切っていた。
— くらぷー@防大卒社長 (@tikyuu57) November 9, 2020
そんな中、不動産投資が軌道にのり、退職。今は好きなことを仕事に出来ている。
時には、公務員次代と同じぐらい働く月もあるが、疲弊感ではなく、充実感が残る。
私は、不動産で人生が変わりました。今は多くの人に広めてます🥰
公務員の方がうつ病患者の割合が多いことは、データが示していますし、僕がここまで書いた通りです。
「職場環境は民間の方が断然いい」。民間と公務員、どちらも経験した僕が振り返って思うことです。
なぜなら、民間はうつ病で戦力外になる職員を抱えると、利益に直結するからです。
「人材=人財」という考え方があり、職員一人一人が会社に利益をもたらしてくれるので、社員にうつ病になると会社自身が困ります。
なので、勤務時間の管理やメンタル的なケアなどは、公務員よりも民間の方が配慮されているのが現実です。
・公務員にうつ病が多い4つの理由
僕は民間から公務員に転職して、その後起業し様々な職場を見てきた人間です。
そんな僕が、公務員にうつ病が多い理由を4つにまとめると以下のようになります。
⇒【理由1】異動が多く強いストレスを受け続ける
公務員はとにかく異動が多く、異動によって環境がガラリと変わるため、慣れるまでに相当のストレスがかかります。
税務関係の仕事をしていたら、次の異動で福祉関係の部署に異動になる。こんなことは、日常茶飯事です。
公務員は3~5年の人事異動の度に、転職しているようなものです。
新しい職場で、一生懸命仕事を覚えている間にも、市民や国民そして他機関からは容赦のない問い合わせや苦情が届き、対応する必要があります。
このため、受けるストレスは相当なものになるでしょう。
そして、やっと仕事を覚えてきた3年目以降は、異動になってゼロからスタートになります。
⇒【理由2】人材不足で他人を心配する余裕がない環境
さらに、新人だろうが新しく異動してきた者であろうが、基本、「誰かが仕事を丁寧に教えてくれる」ことはありません。
なぜなら、人材不足で上司も含め、自分の仕事で皆精一杯だからです。
異動で自分が着任した係に部下がいなく、自分1人だけって事もザラです。
人に聞けない、教えてくれない、どうしていいか分からないで悩み、うつ病になっていきます。
【理由1】と【理由2】はセットですね。
ちなみに、民間ではしっかりとした教育体制が整っている場合が多いです(僕はそんな会社で働いていました)。
⇒【理由3】上司と合わずにパワハラを受ける
これは公務員に限らず民間も同じです。
しかし、民間と公務員どちらも経験した僕の感想としては、公務員の方が圧倒的に変な上司が多いです。
年功序列で誰でも管理職になれる弊害なのか、明らかに管理職に適さない人が多いのです。
毎日、つまらないことでよびだされてはネチネチ長時間怒られる、決裁印を中々押してくれない等のパワハラで、優秀な職員が病んでいく姿を多く見てきました。
民間ではこのあたりとてもしっかりしていて、問題のある人は基本、管理職になれません。
⇒【理由4】真面目な人間が多く、仕事にのめり込み過ぎる
基本的に公務員という人種は、倍率が高い採用試験を合格した、いわゆる、勉強が得意な方がとても多いです。
反面、真面目な方が多く「公務員が一番安定している」と思い込んでいる方も非常に多いです。
この記事を見てくれる方は、公務員を辞めたい方が多いはずです。
これだけはハッキリ言えます。
このように言い切れる理由は、僕自信が公務員に愛想をつかして辞めてから4年経つ今現在、幸せに生きているからです。
参考:【悲報】公務員の安定は崩壊している!←まるで沈没しかけの船のよう
「公務員以外の道もある」日々、このように考えられるだけで、うつ病になりにくくなりますよ。
公務員はうつ病が多いため皆が辛く、組織が衰退している

実は、公務員のうつ病は本人だけが辛い訳ではありません。
うつ病の職員が多いと周りも疲弊し、結果的に組織は衰退していきます。
・辛いのは本人だけじゃない!【うつ病が多いと周りも大変です】
僕はうつ病になったことはありませんが、周りがうつ病で休職するなどして間接的にうつ病の被害を受けた人間です。
先程、書いたように公務員は人員削減で皆余裕がありません。
1人しかいない隣の係の職員がうつ病になると、誰かが自分の仕事を掛け持ちして頑張るしかないのです。
経験上これには、意識の高い各課のエース級の職員に押し付けられることが多いです。
そして、このエース級の職員は過度な超過勤務を強いられ、体力やメンタルが続かずにうつ病になっていきます。
参考:公務員の働き方改革は無理!【理由】残業するエースで仕事を回すから
恐らく、この記事を読んでくれてるあなたは、職場でも仕事ができる方でしょう。
将来的に、このような「うつ病職員」による間接的な被害を受ける恐れがあります。
⇒【モチベの低下】うつ病で休んでも、頑張っても大差なし
しかも身を粉にして働きどれだけ頑張っても、給料は周りの職員と変わりません。
うつ病で休職している職員は休んでいても給料はもらえるし、周りの職員は自分の仕事だけ卒なくこなし退庁する。
頑張っている公務員(自分)はバカらしくなり、やってられなくなります。
こうして、優秀なエース級の職員は公務員を辞めていき、組織は衰退していく構図です。
エースが次々と辞めていき、残った職員だけで回っている公務員は既にオワコン化しています。
参考:【悲報】公務員に優秀な若手はいない!【理由:皆辞めるから】
まとめ:公務員にこだわるのはもったいない

いかがでしたか?記事の内容に、「うん、そうだ」と首を縦に振ってくれる方は、公務員のヤバさに薄々気付いている賢い方だと思います。
気付いていて公務員を辞められない理由は、辞めることによる生活の不安があるからだと思うのです。
僕も、あなたと全く同じでした。妻がいて、子供がいて・・・・
毎日、誰よりも頑張っている自信があるけど、何か仕事が楽しくないし、将来、上司のようになりたくない。
辞めたいけど、その後、今の生活を維持できるだろうか?
僕は公務員を辞めて4年経ちますが、そんな僕からあなたにアドバイスです。
大して賢くない僕でも公務員を辞めて4年以上、自営業で家族と幸せに生活していけているのですから。。
公務員だけにこだわるのは、人生損していますよ。。
さぁ~。行動しましょう。
コメント
国家公務員の出先勤務(事務一般職)でしたがまさしくその通りだと感じました。
私の場合は入ったその月から残業時間が120時間を超え、体調不良を感じながらも粘った結果が鬱病でした。
3年間勤務した後、退職して4年経ちましたが現在も健康な方のように丸一日活動するのは難しい状況です。
サビ残も多く、結局時給換算したら最低賃金割ってるんじゃないかなと思うこともあり、結局のところパートタイムで働いている今の方が資格の勉強したり趣味を楽しんだり、その他副業等充実した毎日を送っています。
公務員時代はローンが通りやすいなどの点で有利ではありましたがそれ以外のメリットを感じたことはなく、安定しているとは周りからよく言われましたが結局のところは正直言って低いところで安定しても意味ないなと思う毎日でした。
もっとも、この記事でもおっしゃられている通り業務内容は複雑化し、人員は減らされ、人間的な成長を奪われる先細りし続ける環境には安定もなかったですが‥。