難しい小規模事業者持続化補助金より簡単な助成金を選べ!
販路開拓や生産性向上の取組を支援する、人気の高い持続化補助金。
しかし、
競争が激しくもらえない人も多いって聞くけど・・
要綱が難解で希望する経費が認められるか不安で・・
申請は商工会議所等から支援してもらう必要があり面倒・・
このような不安を抱いている方が多いのではないでしょうか?
確かに小規模事業者持続化補助金は、返還不要で財務負担を軽減しながら事業の拡大やサービスの改善を実現できる素晴らしい制度です。
しかし、補助金という性質上、お金を受け取るためには多くの壁が立ちはだかります。
実際、申請しても不採択になる人や、仮に採択されてもさまざまな制約や報告義務が生じ煩わしく感じる方も多いとか。
本記事では小規模事業者持続化補助金の3つの問題点に言及した後、その問題を解決するための助成金について紹介します。
小規模事業者持続化補助金の3つの問題
持続化補助金の受給にデメリットはあるの?
返還不要のお金が国から支給されるため、経営者に人気の高い持続化補助金ですが、受給にあたっては次の3つの問題があります。
低い採択率
毎回、全国から1万件以上の応募がある小規模事業者持続化補助金。
限られた国の予算内に収めるため、厳しい審査でふるいにかけ受給者を絞り込むのは当然のことです。
直近の採択率を見ると以下のようになっています。
申請件数 | 採択件数 | 採択率 | |
---|---|---|---|
第12回 | 13,373件 | 7,438件 | 55.6% |
第11回 | 11,030件 | 6,498件 | 58.9% |
第10回 | 9,844件 | 6,248件 | 63.4% |
2人に1人くらいしかもらえないのね・・
しかも、回を経るたびに申請件数が多くなる一方、採択率は低くなっているため受給難易度は今後も上がっていくことは間違いないようです。
どんなに頑張って計画を作り申請しても、これだけの採択率であれば努力が無駄に終わる可能性が非常に高いですね。
短期的で不安定な資金調達
1度受け取っても、複数回の申請はできないの?
持続化補助金は、1度、採択されても複数回申請することが可能です。
しかし、2回目以降の申請は同じテーマで申請できないことや、減点対象になるため1回目よりも採択される可能性は低くなります。
減点対象になるのは、採択されてない事業者を優先するためです。このため、非常に不安定な資金調達方法であることは間違いありません。
長期的視点に立った資金ではないため、単年度で効果をだす必要があり、思うような結果が得られないことも多いでしょう。
使途が限定的
コピー機などを購入して仕事の効率化を進めたいのだけど・・
持続化補助金は事業に対する将来性などがないと採択をされず、コピー機等の汎用性があるものは経費として認められません。
単に物品の購入や、WEBページを作成だけでは補助金を受け取るのが難しく、使い勝手が悪いですね。
自分で使える経費を判断するのは難しそう・・
そこは問題ないでしょう。
なぜなら、持続化補助金は申請にあたり地元の商工会議所から「事業支援計画書」を発行してもらう必要があるからです。
しかし、日頃から商工会議所等と付き合いのない会社は申請のハードルが高くなるデメリットもあります。
厚労省の助成金を使い問題を解決
うちの会社にはやはりハードルが高そう・・
もっと簡単にもらえる補助金はないの?
認知度が低いのですが、実は、持続化補助金の問題を解決するために厚生労働省の助成金を使う方法があります。
返済不要は持続化補助金同様!
補助金でなく助成金?何が違うの?
先ほどもお伝えしましたが、補助金は要件を満たした方が全て補助されるわけではありません。
申請内容を審査し、評価の高い順に採択者が決まります。
一方、助成金は、申請要件を満たせば100%助成されるので受給難易度が全く異なります。
しかも、基本的に使途が限定されておらず返済不要で毎年申請できるため、挑戦しなことが非常にもったいないと言えるでしょう。
持続化補助金と厚労省の助成金の比較
す、すごい!持続化補助金と厚労省助成金の具体的な違いを教えて・・
厚労省の助成金がどれくらい優れているか、比較表を作成しましたのでご確認ください。
厚労省の助成金 | 小規模事業者持続化補助金 | |
---|---|---|
返済 | 不要
|
不要
|
受給難易度 | 易しい
(条件を満たせば必ずもらえる) |
難しい
(審査があり不採択もある) |
受付期間 | 年中
|
一定期間
|
申請回数 | 毎年申請可能
|
制限あり(減点対象など)
|
用途 | 基本的に用途自由
|
厳格に決められている
|
受給金額 | 複数の助成金で最大1500万円
|
上限50万~200万
|
厚労省の助成金受給の壁
え?こんなすごい助成金をなぜ、みんな活用しないの?
何か裏があるの?
実は、たくさんの種類の助成金があり自社に最適なものを選ぶのが難しいのです。
助成金は毎年1000種類以上新しく出されますが、専門家と言われる社労士ですら毎年要項が変わる助成金に実は詳しくありません。
このため、厚労省の助成金は約94%の企業が申請していないといわれています。
この助成金をもらうために、何か要件はあるの?
はい。しかし、雇用保険に1名で加入している企業であれば受給可能なとても簡単な要件です。
実は厚労省の助成金は、あなたが払っている雇用保険料が財源なので、むしろ活用しないと損なのです。
助成金申請代行サービスに丸投げ!?
専門家ですら、詳しくなく申請できないなら自社ではもっと無理ね・・
確かに、膨大な助成金の中から自社(自分)で最適なものを選び申請するのは現実的ではありません。
そこで、おススメできるのが、厚労省の助成金代行会社に丸投げすることです。
代行会社に依頼して失敗することはないの?
なぜなら、条件さえ満たしていれば確実に受け取れるお金であるため、受け取った助成金の中から手数料を支払うだけだからです。
まずは、あなたがこの助成金を受け取れるか無料の診断をしてみませんか?
財務負担を軽減し確実に持続可能な成長を!
確かに、小規模事業者持続化補助金はオンラインプラットフォームの構築、新商品開発などに必要な投資を、自社の財務負担を軽減しながら進めることができます。
しかし、
・低い採択率
・短期的で不安定な資金調達
・使途が限定的
という問題を抱え、自社の貴重な時間を割いて挑戦するのはリスクが高いと言えるでしょう。
したがって、返済不要な資金調達であれば、より、受給難易度の低い厚労省の助成金を活用すべきでしょう。
毎年継続的に申請できるため、長期的に安定した事業の基盤を築き、確実で持続可能な成長を遂げていくことがきっとできるはずですので。